ことのあらまし

2020年(令和2年)7月
毎年の健康診断に何気なくオプションで脳ドックも受ける事とした。
その頃の体調に気になることがあったわけではなく、本当に何気なく、思いつきで。
そして健康診断結果が届き、まさかの「脳ドック:要精密検査」。

その足ですぐに、市内の脳神経外科を受診。
間違いなく「右前頭葉」に異変があるとの事で即座に岩国医療センターに紹介された。
その時は本当にショックで頭の中が真っ白になった。

岩国医療センターでの改めての精密検査に主治医の先生は、

「確かに右前頭葉に何か腫瘍らしきものがありますね、
今日をゼロベースとして大きさの経過を追っていきましょう」となる。

次の検査は3か月後、特に大きさに変化は無いとの事。
次は半年後、特に大きさに変化なし。
次の半年後、変化なし、また半年後、変化なし、、、

「造影剤」という、病変部をより鮮明に映し出すお薬にも反応も無く。

2024年(令和6年)11月 いつもの半年ごとの検査にて。
「今後は1年毎の経過観察で問題無いでしょう。」とのお墨付きを頂く。
かなりホッとし安心して、経過観察中である事すら頭から無くなっていた。

2025年(令和7年)11月 1年ぶりの検査。
ここで主治医の先生からのまさかの通知が。
「5年前に比べ少し腫瘍の範囲が大きくなってるようです。
岡山大学病院に自分よりももっと脳腫瘍の権威のお医者さんがいるから
今後の治療方針について1度相談しに行ってみますか?」と言われる。

今までも、当然今も体調に何ら問題も無く、自覚症状も全く無し。
趣味のゴルフや渓流釣りで身体も絞まってきて、むしろ快調な状態。
あまりの晴天の霹靂な出来事に絶望してしまうも、今後を考え岡山大学病院を受診する事とした。

2025年(令和7年)12月22日 岡山大学病院へ初受診。
岡山大学病院の主治医の先生は私の検査結果を見るや否や即座に、

「腫瘍が大きくなってる事は明らか。手術で病変部を取り除きましょう。
そうしなければ、より脳の重要な器官に広がってしまう。手術の日程を決めましょう」と。

あまりに唐突すぎて動揺する暇も無く、どうにか頭を回転さて仕事その他を総合的に考えて手術日は3月31日に決定。
私はただただ茫然とし、妻は隣で泣いていた。

この日はまだ詳細な手術や治療についての説明を受けてはいないが、先生からは前向きな言葉も頂く。

・右前頭葉という場所の手術なので、ほぼほぼ後遺症は残らないでしょう、と。
・10日間の入院、その後個人差はあるが仕事にもそんなに長くかからず復帰出来るでしょう、と。
・症状も無い状態で気づき処置出来るこの状況は、とてつもなくラッキーな事ですよ、と。

すべては確約されてる事では無いが心は少し前向きになれた。

主治医の先生を目の前に話をしている時は気を張っているからなのか淡々と会話していたが、
帰宅しその日の夜に一人になった時に不安で押しつぶされそうになった。

手術が決まってからのこの3か月は、常に恐怖と心配が絶えず、
その一方で「この状態で手術できる自分は幸せなんだ」と言い聞かせることで
どうにか心のバランスを取りながら、、という過酷な日々。

そんな日々から解放される!と顔をあげて、前を向いて
3月31日、手術を受けてきます!

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